厚生労働省では、今年度も全国安全週間を中央労働災害防止協会と共同で 主唱し、令和7年7月1 日から7月7日までを安全週間、6月1日から6月 30 日までを準備期間として、
「多様な仲間と 築く安全 未来の職場」
をスローガンとし、企業をはじめ関係各界での安全意識の高揚と安全活動の定着を図るため、全国一斉に実施いたしますので、労働災害防止に一層努めていただきますようお願いします。
なお、令和7年4月末現在の山口県内における道路貨物運送業に係る休業4日以 上の労働災害発生件数は 42 件で、前年同期(30 件)に比べて 40%増の大幅な増加となっています。
事故の型別で見ると、墜落・転落による労働災害が 13 件で前年同期(9件)の 44.4%増となっており、うち 11 件はトラックの荷台や運転席から墜落・転落したものでした。その他、転倒による労働災害も11 件で前年同期(6件)の 83.3%増 となっております。
下記掲載の、墜落・転落・転倒等に係る労働災害防止のためのリーフレットを参考に、取組の推進をお願いいたします。
・労働者の転倒災害(業務中の転倒による重傷)を防止しましょう
また、山口県内では令和5年からの2年間で、職場における熱中症による死亡者 が4人発生しており、大変憂慮すべき状況となっています。 熱中症による死亡災害の約7割は屋外作業中に発生しており、その原因の多くは 「初期症状の放置・対応の遅れ」であったことを受け、令和7年6月1日に改正労 働安全衛生規則が施行され、職場における熱中症対策が強化されます。
山口労働局と働く世代の健康づくり推進に向けた包括連携協定を締結している大塚製薬株式会社において、職場における熱中症予防に係るWebセミナーを無料で開催しておりますので、ご参加いただきますようお願いいたします。