令和５年度における陸上貨物運送事業年末・年始労働災害防止強調運動については、来る１２月１日から令和６年１月３１日までの２か月間を実施期間と定め、「令和５年度陸上貨物運送事業年末・年始労働災害防止強調運動実施要綱」に基づき実施されます。
陸災防においては、「陸上貨物運送事業労働災害防止計画」（令和５年度～令和９年度）に基づき、
①墜落・転落災害について、本計画期間中に前計画期間（2018年度から2022年度）中の死傷災害総件数から、５％以上の減少をめざす。（令和５年は4,243人以下。）
②本計画期間中に、前計画期間中の死亡災害件数から５％以上の減少をめざす。（令和５年は、87人以下。）
③安全衛生推進者の選任を徹底し、安全衛生推進者のレベルアップのための能力向上教育を充実する。
とした目標を設定しており、積極的な安全衛生活動を展開しています。
令和５年の労働災害発生状況（１～８月速報値）は、死亡者数が63人（前年同期比＋14人、＋28.6％）と大幅に増加しており、特に、交通事故の９名増加が顕著です。
死傷者数は9,488人（前年同期-194人、-2.0％）、そのうち墜落・転落災害は2,470人（前年同期-46人、-1.8％）とわずかに減少しているものの、墜落・転落、無理な動作による災害が相変わらず高い割合で推移するとともに、転倒、はさまれ・巻き込まれ、激突されによる災害も増加していることから、近年課題としている荷役災害の防止に、より一層強力に取り組む必要があります。
こうした状況を踏まえ、会員事業所におかれましても、労働災害防止の重要性について認識を深め、労働災害防止のための取組をお願いします。
また、実施要綱にありますように、「職場の安全衛生自主点検表」により、本運動期間中、職場の安全衛生点検の実施をお願いします。
○実施期間 令和５年１２月１日（金）から令和６年１月３１日（水）まで
○スローガン 「ﾃｰﾙｹﾞｰﾄﾘﾌﾀｰ 思いもよらない危険が潜む 職場で徹底 正しい作業」
（令和５年度安全衛生標語 荷役部門優秀作品）
