(注意喚起)事業用トラックが第1当事者となる事故多発への対応について

令和5年1月から6月までの上半期における全国の交通事故の発生状況は、対前年にくらべ8件増の18件に達し、この6か月で昨年の総数に迫る状況にあります。
特に1件交通事故での3名の死者数の発生が3件、2名の死者数が6件、1件の事故で10名以上の負傷者数を発生させた事故は3件と、大規模かつ重大な事故が相次いで発生し、あってはならない飲酒事案も5件の発生が判明しています。
トラック運送事業は、コロナ禍にあっても社会的経済活動を支え続けるエッセンシャルワーカーとして国民生活になくてはならない産業として広く認知されてきたところ、一方で、国民の生命、財産を奪うこととなる社会的信頼性の失墜のみならず、これまで築き上げてきた荷主はもとより、社会全体からの信頼関係をも根底から崩壊させかねない極めて憂慮すべき非常事態といえます。

つきましては、各会員事業者様におかれましては、下記事項について再認識しつつ同種事故の再発防止に徹底を期して頂きますよう、お願い致します。

〇運行管理の徹底
・現下の交通事故の発生状況の関係者への周知徹底、並びに同種事故再発防止に向けた啓発活動の実施
・健康起因事故防止のための健康管理の徹底、過労運転とならない無理のない配車計画の策定
・法定速度の遵守、適正な車間距離の保持、走行中のスマホの使用禁止などわき見運 転防止のさらなる徹底

〇確実な点呼(遠隔点呼、自動点呼を含む)の実施
・現下の交通事故の発生状況の乗務員への周知徹底、同種事故の未然防止に向けた具体的な指導の徹底
・乗務前・後点呼時における運転者に対する健康状態の確実な把握、および体調など について報告しやすい職場環境等の整備
・点呼時におけるアルコール検知器を使用した飲酒の有無の確実な把握、当該検査結果の確実な記録の徹底

 

事業用トラックが第1当事者となる事故多発への対応について(依頼)

事業用トラックが第1当事者となる事故・飲酒事案の発生状況(速報)

令和5年中の事業用トラックが第1当事者となる事故・飲酒事案一覧