大型車の車輪脱落事故防止に係る令和2年度緊急対策の実施について《国土交通省》

国土交通省自動車局安全政策課長より、(公社)全日本トラック協会を通じ、「大型車の車輪脱落事故防止に係る令和2年度緊急対策の実施について」通達が発出されました。

この背景としては、令和元年度大型車のホイール・ボルト折損等による車輪脱落事故発生件数が112件と、平成11年度からの統計上最大の件数となったことがあり、危機的な状況です。

車輪脱落事故発生車両の傾向では、左後輪に脱輪が集中していることに加え、自社でタイヤ交換した車両による事故が多く発生していることが確認されているため、別紙1の「タイヤ交換作業管理表」に沿って作業を実施すること、別紙2の「日常点検表」を使用して「ディスク・ホイールの取付状態」の点検を確実に行うこと、増し締め実施後、ホイール・ナットの緩みの保守管理を確実に実施すること、などの徹底を図る必要があります。

会員事業者においては、大型車の車輪脱落事故防止のため、本通達に示された事項、特に別添2の「貨物自動車運送事業者への方へ 大型車の車輪脱落事故防止対策「令和2年度緊急対策」について」に掲げられております実施事項を徹底していただきますようお願いします。

 

大型車の車輪脱落事故防止に係る令和2年度緊急対策の実施について

「タイヤ交換作業管理表」

「日常点検表」