タンクローリーから給油所への荷下し時におけるコンタミ事故の防止のための基本マニュアルの策定について

みだしの件について、経済産業省から(公社)全日本トラック協会を通じ、タンクローリーから給油所(以下「SS」という)への荷下ろし時において、消防法に基づきローリー乗務員及びSS従業員の相互の立会義務が課せられており、また、揮発油等の品質の確保等に関する法律(品確法)に基づき、コンタミ(混油)事故の防止に向けた取組を行っているところですが、いまだに事故が発生している状況にあります。他方、コンタミ事故の防止のためのマニュアルについては、これまで各社の対応に委ねられており、こうした状況を踏まえ、経済産業省において、タンクローリーからSSへの荷卸し時に立会いを行う際に確認すべき点や手順といった基本的事項を取りまとめた基本マニュアルを策定した旨周知するよう依頼がありましたのでお知らせします。

基本マニュアルについてはこちら(経済産業省資源エネルギー庁)

・留意事項

(1)既存のマニュアルの活用について

既に元売や商社等が作成したマニュアルの活用や各社が独自にコンタミ事故防止マニュアルを策定・周知している場合は、これを尊重して、基本マニュアルの内容を包括している限りにおいて、各社が既存のマニュアルを使用することは差し支えありません。

(2)本マニュアルの活用について

本マニュアルはSSの立会い者向けに作成されておりますが、ローリー乗務員の基本的な確認事項も含まれた内容となっているため、ローリー乗務員においても活用が可能な内容となっています。

(3)SSに対する周知について

SSには、各都道府県の石油組合、エネルギー商社、各地方経済産業局を通じて、本マニュアルの周知が行われます。